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REPORT 実施事例レポート

学生のリアル

  • 01

    福祉と私のリアル

    【実施地域】福岡県
    【実施主体】大牟田市役所、
    介護サービス事業者協議会
    大牟田市教育委員会

    • 概要

      社会福祉分野へ進学した先輩である高校生や大学生らを複数校から迎え、福祉や介護の勉強を学び始めたきっかけなど、中学生にとって身近で具体的な話を、年齢の近い講師から聞くことができるプログラムである。キャリア学習や進路学習としても効果的であり、参加する高校生・大学生にとっての学びの場としても有効。

    • 授業のポイント

      1. 先輩から聞く福祉への学び
        近隣の高校、大学の高校、大学生から、福祉分野の幅の広い仕事や資格の内容、資格取得に向けて必要なこと等を学ぶことができる。高校の話は、中学3年生になって受験の進路選択に関わって聞くことが多いが、大学生の話を聞ける貴重な機会である。
        福祉の学びにおいて、その仕事や資格をめざすきっかけや夢、中学、高校時代の進路選択にあたって考えたことや悩みなどを年齢の近い先輩から話を聞くことで、中学生にとって成長モデル(ロールモデル)と出会い、将来の進路選択に向けた学びとなる。
      2. 高校生、大学生が
        成長する機会になる
        講師を務める高校生や大学生とって、中学生に福祉の学びの魅力や学校での生活を伝える機会となる。高校では、学園祭やオープンスクールに来た中学生など、福祉にもともと興味のある中学生との接点はあるが、今回の授業は、学年単位で実施を行うため、福祉のことにあまり興味関心を持っていない生徒にも福祉の魅力を伝えられる場である。
        また、高校生や大学生にとって、話をするために普段の学びを振り返る機会となり、コロナ禍でインターンシップや実習ができない中で、人前でわかりやすく伝えるトレーニングの機会にもできる。
      3. 自分の興味関心に気づき、
        成長モデル(あこがれ)に出会える
        中学生にとっては、自分の知らない世界に出会える機会になる。特に、年齢の近い高校生や大学生から聞く話はより心に届きやすくなる。中学生の声として「福祉のことをもっと知りたいと心から思いました。」「大学や高校って大変だけどとても楽しそうだし、イメージが変わりました。」「私は将来の夢がまだ決まってないけれどみなさんのようなステキな大人になりたいです。」など、自分の興味関心に気づき、高校、大学生の姿が、あこがれ(成長モデル)となり、自分自身の進路や生き方を考える機会になる。
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